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<不眠症で悩む60代女性>

本日初診で来院された60代の女性は長年続く不眠症に悩まされていた。

 

50代の更年期に入り、今から約10年以上前から眠れない日が続くようになってきたそうだ。

一時的なものだと思いきやなかなか改善せずに当初から心療内科でもらった睡眠導入剤を10年以上飲み続けていた。

 

しかし、3年前から突然眠れる日が増えお薬もいよいよやめられるようになった。

自然と眠気が気て寝付ける体、夜中に目が覚めずに朝まで眠れる体。

普通の睡眠が数年ぶりにできるようになった喜びは相当なものだと思う。

 

ところが、ここでハッピーエンドにはならなかったのだ・・・

2023年の記録的な夏の猛暑から段々と自律神経の乱れが原因なのか眠れない日が再発してしまったのだ。

 

しかも今まで飲んでいた睡眠導入剤も効かなくなり一気に気持ちは奈落の底まで突き落とされてしまった。

 

このままお薬を飲み続けないといけない体なのか・・・

最終的に薬はやめたいのに・・・

 

その方は前向きに薬をやめたい意欲がある方でした。

ただこのままではやめると眠れないという悪循環の毎日に気持ちが押しつぶされそうになっていた。

 

必死に自らインターネットで病院以外にも不眠症改善に向けた治療法があったのだと探し当て当院まで辿り着いたわけだ。

 

 

昨年から不眠症の人が毎月のように来院される。

人それぞれ環境も状況も異なるが、一つだけ共通していることがある!

 

それは、自律神経(副交感神経)の中枢である頚椎から背中にかけての状態が非常に悪い。

 

間違いなく病院ではみられていない領域だ。

病院では症状があり、検査してお薬処方の流れがシステム化されていることが多い。

 

本当に身体の状態(ゆがみ・緊張具合・バランス)などを細かく診てもらっている患者さんは少ない。

 

だから本来の身体の機能は低下していき、やがてそれが長期間にわたり症状を作ってしまうのだ。

 

一人でも多くの人がそこに早く気づいてもらわねばいけない。

表面的な痛みや症状ばかり追うのではなく、根本的な原因がどこからきていてどうすれば健康な体に近づけることができるのかを。

 

薬は一つの手段ではあるが、あくまでも体を健康に導くものではない。

 

本日来院された60代女性の患者様が数か月後、笑顔で『先生、最近本当によく眠れる様になりました』と言ってもらえるように最善を尽くさせていただきます!

 

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