①筋肉の疲労

背中の痛みで最も多い原因は、菱形筋や脊柱起立筋といった背中の筋肉の疲労によるものです。

筋肉が疲労する原因は、長時間同じ姿勢で作業することが主な原因です。

例えば、猫背で一日中デスクワークを毎日続けている、運転を長時間している、中腰での作業や重たい荷物を運んだりした際に筋肉の疲労が蓄積されていきます。

筋肉の疲労が蓄積されていくと筋肉の周りにある細い血管や神経が締め付けられ圧迫を受けます。

圧迫を受けた血管は血流が悪くなり筋肉に必要な酸素や栄養を送れなくなります。

神経も同様で圧迫を受け続けると痛みが過敏になったり、腕に力が入らなくなったりします。

筋肉の疲労をマッサージなどで取っても、長時間の悪い姿勢や体のゆがみそのものを整えないとまた痛みを繰り返すでしょう。

②骨の異常

側弯症、脊椎後弯症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊椎カリエスなど骨に異常をきたす疾患によって起こる背中の痛みもあります。

原因不明、遺伝、先天的、後天的など人や疾患によって様々です。

専門医と相談をしながら治療を行っていきます。

③内臓疾患

背中の痛みで最も緊急性が高いものは内臓疾患によるものです。

全体的には内臓が原因で背中の痛みがでる割合は少ないですが、意外と内臓からくる背中の痛みは臨床においても見られます。

心臓に問題がある場合は左の背中に痛みが出たり、肝臓や胆嚢に異常がある場合右の背中に痛みが出たりします。これを関連痛といいます。

癌による転移でも背中や腰に痛みが出ます。専門医とよく相談しながら治療を進めていく必要があります。

背中の痛みのほとんどの原因が、長時間悪い姿勢を続けることだといえます。

デスクワーク、運転、カフェで読書、育児などどれも前かがみの姿勢ですよね。

それによって筋肉の疲労が蓄積し周りの血管や神経が圧迫を受ける結果、痛みが生じることが多いのです。

筋肉を一時的に緩めれば、確かに痛みは緩和することはありますが根本的な治療にはなっていないのです。

根本原因である悪い姿勢や体の歪みを正常に戻していくことがもっとも再発防止にもつながり日常生活、仕事にも支障の出にくい身体を手に入れることができます。

歪みに対する施術→日常で注意する→メンテナンスが重要です。

[一般的な背部痛の治療]

消炎鎮痛剤の内服、温熱療法、マッサージ、鍼など

[当院での背部痛の治療]

当院では、背中の痛みに対して根本的な原因である姿勢や体の歪みを整えることを重要視しています。

身体の構造(姿勢・ゆがみ)を整えることで機能(筋肉・関節・神経の働き)が回復していきます。

当院では、構造と機能を正常にすることで背中の痛みの改善実績をあげています。